事故防止のために日々の点検が重要と言いますが、面倒くさいですよね。
これだけ把握しておけばとりあえず大丈夫!っていう内容です。
点検方法
年式が古い、残りの溝が少ない、外傷の有無、空気圧不足を点検します。
違和感があれば専門店に相談が必要になります。
まずは年式から
タイヤが古いと様々な不具合が生じてきます。
輪ゴムは古くなると簡単に切れてしまうのと同じです。
タイヤのゴムの油は4年ほどで抜けてしまい硬いゴムになります。
硬いゴムになると様々な不具合が生じます。
・ブレーキが利きづらい
・ヒビが入ってゴムが割れてきた
・ヒビから水が入り中のコードが錆びて破裂(バースト)の原因になど
どこを見て古いタイヤか判断するか?
タイヤの側面には沢山の文字や数字が書かれていますが、ホイールに近い場所に4桁の数字が刻印されています。この4桁の数字が年式になります。
例えば『0124』であれば、『01』週の『24』年に製造した物です。
この製造年が4年以上経っているのなら交換を考えて専門店に相談しましょう。
点検時期
時期は有りません。一度見てみましょう。何年のタイヤか把握してれば点検する必要はないです。
溝の深さ(スリップサイン)
溝が減っているとブレーキの利きが悪い、雨の日にスリップする要因となります。
タイヤにはスリップサインという目印がついています。
どこについているか?
タイヤの側面と接地面の境目に▲印がついています。
見つからなければ、接地面の溝の中に溝を横断するように一線、印が入ってます。
スリップサインが接地面のゴムの高さより露出していたら交換時期です。
スリップサインは残り溝1.6mmが目安です。一部でも露出したタイヤは使用してはならないと法律で定められています。
点検時期
走行距離にもよりますが最低でも月1回見る程度で良いと思います。
外傷の有無
経年劣化、直射日光・紫外線や熱による劣化、空気圧不足による過度の屈伸、傷などによる局部への応力の集中、対やワックス・つや出し材などの塗り過ぎなどが要因でパンクします。
タイヤの側面と接地面を以下の項目に気を付けて目視確認、軍手などの手袋があれば触って確認しましょう。
- 切り傷
- 擦り傷
- ひび割れ
- 接地面の溝部分の亀裂
- 釘などの刺さり物
- 局所的に膨らんでいる
どれか一つでもあれば専門店に相談しましょう。
スリップサインを超えて全く溝がないタイヤだと、内部のワイヤーが出ている可能性高く手に刺さるので触らないでください。まだ使えると粘る人がいますが法律違反です。観念して交換しましょう。
点検時期
外傷の有無確認は手を抜けないので乗車前、意識して目視確認しましょう。
空気圧
タイヤはゴム風船のように空気が抜けていくので、定期的に空気の補充が必要です。
タイヤの空気圧が減ってくると以下の現象が発生してきます。
- 転がり抵抗が増えて燃費悪化
- 負荷が掛かり偏摩耗
- 走行性能が低下
極端にタイヤが潰れていない限りは走行できますが、違和感や不安を感じたら専門店に点検に行きましょう。
どのように点検するか?
空気圧を見る専用の器具が必要です。専門店やガソリンスタンドで無料点検・空気充填してくれるので気軽に来店しましょう。
指定空気圧は車種・タイヤサイズごとに違います。運転席側ドアのを開けたところに表記シールがあるので確認しましょう。
点検時期
最低でも月に1度の点検が必要です。
まとめ
以上の点検で何も問題なければ安心です。違和感や不安があれば専門店で相談しましょう。相談や点検であれば無料なので気軽にガソリンスタンドや専門店に行きましょう。
コメント
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